2014年9月23日火曜日

BlackBerry 9900 Boldでドコモメール

世の中のモバイル端末はiPhone,iPadのApple勢とAndroidで寡占されている状況ですが、元祖スマートフォンであるBlackBerryも迷走しつつも頑張っています。見切りをつけてBlackBerryを離れた方も多いと思いますが、いまでも凝りずに愛用されているという方も・・・私もその一人です。

BlackBerryの魅力は、端末〜OSまで一貫して製造している数少ないメーカーであること。これはAppleと同じですね。そして、海外はさておき、日本で好きな人は、とにかくキーボードとトラックパッドこそが最大の魅力・・・のはずです。

BlackBerryは、OSのバージョンを一気にあげ、中身を丸ごと刷新してから迷走を始めました。キーボードを廃止という方向に舵を切りました。当然、失望する人は多く、新しいOSも不完全な出来なこともあり、シェアは下がり続け、身売り報道もちらほら出る中・・・一応キーボード搭載モデルも投入されました。しかしキーボードだけでトラックパッドや他の物理キーは無し。文字を入力するだけのキーボードで、中途半端感が否めません。

そんな中、経営陣も代わって、BlackBerryユーザーを喜ばせる端末が投入されます。

BlackBerry classicという名前で、BlackBerry 9900(2011年発表)を最後に無くなっていたトラックパッドとボタンが復活です。いや最後というのは正確ではないですね。廉価版ではありましたが・・・

ドコモと契約していてBlackBerry9900を使っている方で、BlackBerry classicに乗り換えたいという人は結構いると思います。しかし、OSが異なっている上に、ドコモでは取り扱い予定はありません。そして、新しいOS(OS 10.x)では、BIS(BlackBerry Internet Service)という契約が必要なくなります。

LINEなどのサービスが浸透し、キャリアメール(@docomo.ne.jpなどのメールアドレス)を使わなくなった人も多い中、長年使ってきたアドレスは捨てられない方も多いと思います。ドコモの場合、iモードメールにはじまり、SPモードメールに変化し、今ではドコモメールとなっています。

ドコモのBlackBerryで使うのはSPモードメールなのですが、他のスマートフォンのSPモードメールと違って特殊です。SPモードメールからドコモメールへバージョンアップすることで、パソコンなどからもメールチェックできるようになるのですが、BlackBerryの場合は、簡単にそれができません。そもそも、ドコモメールはBlackBerryに対応しません、とされています。

とはいうものの、BlackBerry9900でドコモメールを使うことは可能です。

BlackBerry9900でドコモメールを使えるようにしておけば、BlackBerry classicに機種変更も容易になります。

BlackBerry 9900でドコモメールを使えるようにする方法

私は、9900で使用していたドコモのSPモードのメールアドレスをドコモメールに変更して、そのまま9900使用しています。その手順について説明いたします。

  1. docomo IDが必要です、お持ちでない場合は新規登録して取得してください。このdocomo IDがあることで、あらゆる端末でメールの送受信ができるようになります。
  2. ドコモメールに対応したスマートフォンを用意する(iPhone含む対応端末一覧)。友達から一時的に借りる、中古で買う、などの手段が必要です。
  3. SIMカードの変換アダプタを用意する。BlackBerry9900はノーマルサイズですが、このサイズのドコモメール対応端末があれば必要はありませんが、おそらくmicroまたはnanoサイズが大半ですので必ずチェックして下さい。iPhoneのSIMカードはnanoサイズです。
  4. ドコモメール対応端末とSIMカード変換アダプターが用意できましたら、ドコモショップにいって「SIMカードのサイズをナノサイズに変更したい」と申し出て下さい。契約変更の必要はありません。どの端末で使うのか聞かれますので、SIMフリーのiPhone6ですと答えておきましょう。ここでは何が重要かといいますと国内で使える携帯端末で使用する、という点です。かかる費用は、2,000円(税抜)で、翌月のドコモの請求に加算されます。
  5. 新しいSIMカードを、用意したドコモメール対応スマホに装着します。Wi-Fiは切って下さい。3GまたはLTEでの通信のみであることが必要です。iPhoneの場合はこちらの手順どおりに進んで下さい。Androidの場合は、ドコモメールアプリを起動します。無い場合はdメニューからアプリをダウンロードします。SPモードメールからドコモメールに切り替えますか?という旨の案内がでますので、そのまま従って下さい。バックアップも忘れずに。
  6. 切り替えが出来ましたら、SIMカードを抜きます。SIMカードサイズ変換アダプタを使って、BlackBerry 9900に挿入します。起動後に、メールの設定を開いて、ドコモのメール設定を削除します。そして、改めてメールを追加します。ここからが最重要ポイントですが、追加するメールアドレスは、ドコモのアドレスではなく、適当なメールアドレスにしてください。gmailやhotmailもダメです。プロバイダのメール、会社のメールアドレスでもなんでもいいです。架空のメールアドレスで構いません。パスワードも適当でよいです。
  7. 架空のアドレスを追加しようとするとエラーになりますが、ここで、詳細を変更設定できるリンクが現れますので、そちらに進んで下さい。
  8. そこで、ドコモのメールアドレス、パスワードはdocomo IDのパスワード、ユーザーネームは docomo ID、メールサーバには imap.spmode.ne.jp と入力します。これでOKです。
  9. しばらくすると、BlackBerryから、アクティベーションOKの通知が届きます。数分後から、これまでどおり受信できるようになります。

これで、ドコモメールへの移行完了です。BlackBerry9900ではこれまでどおり、プラス、パソコンでもiPhoneでもドコモのメール送受信可能です。そして、BlackBerry Classicが発売されても、心置きなく機種変更できます。

この記事は、昔からBlackBerryを使われている方ではなく、わりと最近使い始めた方向けの記事です。最近のユーザーの場合は、ブラウザからBlackBerry Internet Seviceにログインできません。9900の端末からの設定でもどこもメールの設定は出来ますよ、という情報です。

BlackBerry - Porsche Design P'9983

2013年5月31日金曜日

1224 FILM THE MOVIE O.S.T / METAL CANISTER


BOØWY 30th ANNIVERSARY
BOØWY 1224 FILM THE MOVIE 2013- ORIGINAL SOUNDTRACK 
(フィルム缶パッケージ【Blu-spec CD2】2枚組・ステッカー付き)
2013-05-31 Release YUIL-1224F ¥3800(Tax in)

3000セット限定でリリースされたボウイの1224のサウンドトラック。ライブCDです。 映画公開の際に紙ジャケットのライブCD付チケットが発売されましたが、内容は同一です。今後販売予定は無いといったリリース案内があったのですが、普通に映画公開終了後に販売がアナウンスされてしまい、ちょっとした騒ぎになりました。結局、普通のライブCDの販売は見送られ、このスペシャル缶パッケージかつブルースペックCD2仕様のもののみ3000セット限定でリリースという形になりました。

この缶はオリジナルのフィルムケースを忠実に再現したプリントがされているのですが、写真で見てみるとプリントには見えません。実物は正直こんなものか、という感じです。値段相応で、本物そっくりなレプリカではありません。しかし写真で見ると結構感心させられてしまいました。

初回限定盤やボックスセット、特殊パッケージで、CDラックに入らないものって結構あると思うのですが、私のもっているものではPiLのメタルボックスがあります。ちょうどこの1224の缶と同じサイズなので、ようやくインテリア・・・・というわけではないのですが、仲間が増えて嬉しいです。

紙ジャケでリリースされた通常のCDを、こちらの缶に収納し、Blu-Spec CDの方を紙ジャケットに収めてCDラックに並べようと思っています。



2013年5月18日土曜日

WOWOW Rock'n Roll Revolution Tour 2013

布袋寅泰WOWOW生中継RRR TOUR

WOWOWで生中継で放送された布袋寅泰のRock'n Roll Revolution Tour 2013のファイナル公演を録画した方向けというよりは自分の保存用ですが、ディスクに印刷用のレーベルです。本当は写真とか使いたいところですが、色々問題あるので・・・といってもロゴとかつかってしまっているわけですがどうかお許し下さい。

大阪フェスティバルホールではシルバー箔プリントの限定TEEが発売されたとのことで、メタリックなテイストも盛り込んでみました。

稚拙な自作レーベルですが、もし気に入った方いらっしゃいましたら、ダウンロードして印刷してお使い下さい。プリント可能なDVD/Blu-raiで外径118mm,内径22mmのパターンを想定して作成しました。

印刷用データダウンロード(JPEG/CMYK)




2013年1月27日日曜日

BOØWY 1224 FILM THE MOVIE 2013

BOØWYの1987年12月24日の渋谷公会堂の記録は、1224というタイトルで映像化されましたが、デビュー30周年記念活動の一環として、映画として公開というニュースを見た時、1224を使って関係者やメンバーのインタビューといった何かしらの映像を加えたドキュメンタリー映画として公開するのかな、と思っていたんですが、“マルチテープ発見”という衝撃的な記載が・・・・つまり音声が記録された完全なテープが発見ということです。単純にONLY YOU部分の映像が欠落していたものとばかり思っていましたが、音声部分が欠落していた→やむなく映像もそこだけカット、ということだったのでしょうか?

(公式アナウンスで音声部分はDVDのものから・・・とのことでした。情報に翻弄されてしまいました。3.17 追記)

ライブCD付きチケット発売ということですし、1224の音に不満だった自分としては、非常に期待してしまいます。

しかし、BOØWY BLU-RAY COMPLETEの発売に、今回の映画の映像と音を使ったものを収録できなかったのでしょうか?12/24という重要な日付での発売との兼ね合いなのかどうかわかりませんが、仮に1224が完全版さらに音が良くなった、ということならば、購入する人はもっと増えたと思います。

様々な事情があることでしょうし、適当な憶測で批判などはしたくはないのですが、もったいないな、と思ってしまいます。

何はともあれ、映画、楽しみです。


2013年1月8日火曜日

The Next Day

DAVID BOWIEが2003年の『REALITY』以来、10年ぶりにニュー・アルバムをリリースするというニュースに衝撃を受けた。タイトルは『The Next Day』。プロデュースは引き続きTony Visconti。この発表がされたのは、DAVID BOWIEの66歳の誕生日ということもあり、世界中で大きな話題となっています。

そしてアルバムより1曲『Where Are We Now?』のiTunes限定で先行配信もスタート。 PV(directed by Tony Oursler)も公開されました。


Where Are We now?
lyrics,music:David Bowie

Had to get the train from Potsdamer platz
You never knew that
That I could do that
Just walking the dead
Sitting in the Dschungel
On Nurnberger strasse
A man lost in time near KaDeWe
Just walking the dead
Where are we now?
Where are we now?
The moment you know
You know, you know
Twenty thousand people
Gross Bose Brucke
Fingers are crossed
Just in case
Walking the dead
Where are we now?
Where are we now?
The moment you know
You know, you know
As long as there's sun
As long as there's sun
As long as there's rain
As long as there's rain
As long as there's fire
As long as there's fire
As long as there's me
As long as there's you


2004年に心臓の疾患が見つかって以来、映画での出演以外の音楽的な表立った活動はまったくといっていいほど無く、事実上の引退とすら捉えていた人も多かったと思います。純粋に嬉しい限りです。

布袋さんもちょうど移住されたわけですし、何かしらの絡みを期待しているのですが・・・(^^)

ニューアルバムのタイトルが『The Next Day』で、ジャケット写真が、ヒーローズのジャケットをアレンジしたもの、これは何を物語っているんでしょうか?意味深です。製作期間は約2年間。リードトラックからはアルバムの全貌は掴めませんが、かなりロックなアルバムらしいです。期待しましょう。

2013.3.12 RELEASE 
01. The Next Day 3:51
02. Dirty Boys 2:58
03. The Stars (Are Out Tonight) 3:56
04. Love Is Lost 3:57
05. Where Are We Now? 4:08
06. Valentine's Day 3:01
07. If You Can See Me 3:16
08. I'd Rather Be High 3:53
09. Boss Of Me 4:09
10. Dancing Out In Space 3:24
11. How Does The Grass Grow 4:33
12. (You Will) Set The World On Fire 3:30
13. You Feel So Lonely You Could Die 4:41
14. Heat 4:25
Total (Approximately) 53:14

Bonus Disc (Deluxe version only):
15. So She 2:31
16. I'll Take You There 2:44
17. Plan 2:34
新品価格
¥1,313から
(2013/1/12 03:52時点)
2012年12月24日月曜日

BOØWY BLU-RAY COMPLETE

ボウイ ブルーレイ コンプリート

BOØWY 30th Anniversary 20121224


BOØWYのメジャーデビューから30年ということで、オリジナルアルバムがBlu-Spec CD2仕様の高品質盤としてのリイシュー(MORALはSHM-CD)、BOØWYの初ライブ・アルバムであるGIGSが、全て武道館公演の音源を収録し“NAKED”として新たにリリース、BOØWYのDVDをBlu-ray化した映像版BOØWY COMPLETEが発売されました。また、シングル盤のBOX仕様、ファン投票によるベスト・アルバムなども予定されています。

今回の一連のリリースの中で、武道館のライブアルバムの発売は、BOØWY作品のリリース史上に残る大きな事件ともいえる出来事ではないでしょうか。武道館のライブを収録したBOØWY初のライブアルバムとして1986年に限定リリースされた“GIGS” JUST A HERO TOUR 1886は、武道館ライブも収録されているがほとんどが他の会場の音源であり、オーヴァーダビングも施されている。BOØWYはあくまでもライブ・バンドであり、その当時ベスト・アルバムを出すならライブ・アルバムとしてリリースしたいというメンバーの気持ちがそのまま反映された作品であり、ライブハウス武道館という日本の音楽シーンに永遠に残り続けるであろう名言も、このアルバムが存在が非常に大きい。

そのライブ・アルバムが、全て武道館の音源を使用し、そのままの形で“GIGS" JUST A HERO TOUR 1986 NAKEDとしてリリース。生まれ変わったというよりも完全な新作である。全てのBOØWYファンは必聴であるわけですが、ロック好きな人に是非とも体験してもらいたい素晴らしい作品になっています。

前置きが長くなってしまいましたが、BOØWYのブルーレイ盤のリリースについて。これには様々な意見があるようですが、値段設定、単品売りの有無、画質については不満を持っている人がどうも多いようです。売り方については、不満が出るのは仕方ないとはいえ、商魂丸出しだの、食い物にするな、メンバーは望んでいない!だの妄想が激しいというか思い込みが強すぎるというか残念な意見がレビューサイトなどで目につきます。いわゆる中二病まんまの意見や考えの大人の人って結構多いよなとは思ってはいるんですが、こういうときになおさら実感してしまいます。そしてPistolsのE.M.Iの影響もあるんでしょうけど、矛先が全て製造元のレコード会社に向けられているようです。大元のYUI MUSICは?あとEMIって曲は勝手に契約解除されたことについて・・・の歌ですけどね。

さて、ブルーレイということで、多くの人が気になるのが画質でしょう。ブルーレイ化を手がけるのはハリウッドの大作の修復で定評のあるリライアンス・メディア・ワークス社なんていう、いかにも凄そうな感じがするプレスリリースがありましたが、海外と日本では高画質の基準がそもそも異なりますし、DVD化の際のマスターをHD化するだけなのでは・・・つまり古い映画がフィルム自体をリストアしデジタル化際にも修正加工を施し、見違えるような作品になるのと話が違うんです。

最初に結論として言ってしまいますが、画質に期待して見るのはやめておいた方がいいです。

思えば、ロックンロール・サーカスの音源がリリースされた時、CDが24bitリマスター、BOØWY史上最高の云々とうたっておきながらもCCCD仕様。そして肝心の音質が悪い(といってもライブの前の方の曲だけなのですが)。あれが仮に発掘された音源をそのまま加工なしで出します、と、今回のGIGSのNAKEDのようなスタイルでのリリースだったら、過剰な期待が故のガッカリ感もずっと少なかったかもしれません。

BOØWYのBLU-RAY COMPLETE・・・画質は向上はしています。ただし見違えるような違いはありません。DVD再生時のアップコンバーターが優秀なプレイヤーだと、さらに差が小さくなるとおもいます。Blu-ray盤を見てガッカリして、こんな汚かったっけ?とDVD盤の方を見なおしたらもっと画質が悪く感じるでしょう。そしてなんとも言えない変な気持ちになると思います(笑)DVDをDVDプレーヤーで、昔のテレビで見るのが一番綺麗かもしれません。

買うメリットは?

ロックンロール・サーカスのオフィシャルでの新映像が見れること。

あとCASE OF BOØWYがディスクチェンジなしで一枚で見れます。

そして、布袋さんのMEMORIAL SUPER BOXと比べればだいぶ小さいんですが、箱が大きいので所有欲は満たされるかもしれません。人によっては大きすぎるかもしれません。箱自体は高級感あります。

私自身は、メリットとか何も考えずに、単純にBOØWYが好きで、初のブルーレイ作品ということだけで買ったんですけどね。いくら画質がイマイチでも手に入る中では最高画質。昔のものだから仕方ないし、BOØWYの魅力は何も変わらない。それでいいんじゃないでしょうか?

とはいっても、ファン投票のベストアルバムについてだけは、躊躇してしまいます。

ベストアルバムということで、ターゲットは、BOØWYをあまり知らない若い世代、入門編的な位置なんだと思うのですが・・・自分たちの投票により収録曲が決まる、次の世代へ語り継がれるべきアルバム、というようなコンセプトは、BOØWYのファン層にはどうなんでしょう?ファン投票によるベストアルバムっていう企画自体はよくあるものでしょうけど、そういうもの自体にアンチな人が多いんじゃないですかね。。。THIS BOØWYという大ヒットベストが既にあり、その後のDRAMATICとDRASTICというベストは商業的にもファン心理的にもどうだったの?という疑問が残っていますし、出来れば今回のSTORYも他のアーティストのベストとは違う“何か”を表現して欲しかったな、と思います。例えば2枚組なら、1枚目はスタジオ録音もの、2枚目はそれのライブヴァージョンとか。曲順もまんま同じだったりしたら結構面白いと思うのですが。

次は、35周年?40周年?か分かりませんが、発見!発掘!ということでのリリース。今後もひょっとしたらあるかもしれませんが、私自身はその度にワクワクできる喜びをきっといつまでも持ち続けると思います。5年後、10年後にCDはどの程度残っているかわかりませんが、新たなBOØWY COMPLETEとかでるかもしれませんね。そしてその頃ハイレゾ音源はどのくらい普及しているのか・・・

そうそう布袋さんの映像作品も、新しいフォーマットで欲しいですね。GUITARHYTHM SERIOUS! CLIMAXの完全版のBDとか出たら本当に嬉しいんですけど。

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2012年10月9日火曜日

[SHM-CD] COMPLEX [2012 Remastered]

COMPLEXのオリジナル2作品とライブアルバムの3作品のリマスター盤がSHM-CDとしてリリースされました。

リマスター盤といっても、リマスター=いい音、というわけではなく、音圧至上主義が蔓延したために、単純に音圧を上がり迫力は増してはいるものの音の強弱が犠牲となって音の広がりやニュアンスがスポイルされてしまい、リマスター盤が手放しで歓迎されるものでなくなっているというのも事実です。

リマスター盤でいうとCOMPLEX BESTでガッカリした過去があったので、今回も少し不安ではあったのですが杞憂でした。布袋寅泰作品ではおなじみのイアン・クーパー氏によるリマスタリングです。今回印象的だったのはヴォーカルとギターの音に艶が出たように聴こえることです。吉川晃司の声と布袋寅泰のギターが絡み付くように鳴ってるところが個人的に好きだったりするんですが、その魅力が増してうれしい限りです。全体的に音圧が上がり音が明瞭になったものの 『COMPLEX』と『ROMANTIC 1990』それぞれのアルバムが持っていた音のカラーはそのままです。『19901108』ももちろん良くはなっていますがインパクトはやはりオリジナル作品ですね。何度も繰り返し聴いたはずの曲なのに、新鮮味を感じるだけでなく新たな再発見もあったりと満足度は非常に高いです。

それぞれのアルバムの持っていた雰囲気はそのままで、良い音になり、しかもSHM-CDということで、COMPLEXが好きな人ならば是非とも揃えておいた方がよいと思います。布袋さん曰く「最後のCD化」です。ネットワークを使ったPC Audioも徐々に浸透しはじめており、CDという規格の古さから考えて本当に最後でしょう。24bit/96kHz or 192kHzでのハイレゾ音源の配信、いつかくることでしょう。

リマスター盤は各種配信サイトでも配信中です。どのくらい変わったか試しに1曲聴いて判断するのもよいと思います。1998年のリマスターのままなのがcomplex bestで他は2012年リマスターですので、聴き比べてみることをおすすめします。
COMPLEX
ROMANTIC 1990
19901108

>> COMPLEX